先日、Twitterでカウンセリングについてのクイズアンケートをおこなってみました。
カウンセラーがどんな応答をカウンセリングで実際するのかをクイズ形式でたずねてみたのです。
このクイズで、カウンセリングをより身近に知ってもらいたかったのですが、たくさんのご回答をいただき、とても興味深い結果が出ましたので、このブログであらためてご報告したいと思います。
クイズはこんな感じです。
カウンセラーがカウンセリングでこんな相談を受けた時、まずどんな応答をすると思いますか?
「会社に行けないんです。どうしたらいいでしょう?」
① 無理に行かなくていいんですよ…
② 行けない理由は何ですか?
③ 職場で嫌なことがあったのですね。
④ どうしたらいいのか、悩んでいるのですね…
いかがですか。
あなたがもしカウンセラーなら、相談者の問いかけにまずなんて答えるでしょう?
このクイズを思いついたのは、カウンセリングと日常会話の違いや、カウンセラーが身につけている傾聴の基本的な態度というものを、とてもわかりやすく伝えられると思ったからです。
Twitterのアンケート機能を使い、投票期間は2日間。たった2日で、108票もの回答をいただきました。
以下が、回答結果となります。
6割以上の方が、
④ どうしたらいいのか、悩んでいるのですね…
を選ばれました。
まさしくその通り、最もふさわしい応答は、④になります。
今回のクイズの回答者は、カウンセラーとしてTwitterを利用している私のフォロワーの方が中心で、カウンセリングをすでに受けていたり、カウンセリングや心理学に関心の高い方が多いと推測されますので、正答率がとても高くなりました。
カウンセラーが傾聴をおこなう際に、身につけておかねばならない基本的な態度には、以下の3つがあります。
・自己一致
・受容(無条件の肯定的配慮)
・共感的理解
これらの態度、姿勢を基盤としてカウンセリングがおこなわれることで、相談者は安心して悩みを話すことが出来ます。
この基本的な態度のうち、受容と共感的理解を最も踏まえた応答が④になります。
カウンセラーは、相談者がいま現在抱いている気持ちをまず受けとめて、共感的に相談者の言葉を伝え返していきます。
一方で①と③については、相談を受ける側の決めつけや憶測、先入観が入っており、カウンセリングというよりも日常会話で、つい相手に言ってしまいがちなセリフではないでしょうか。
②は、受容と共感を経て、相談者との信頼関係が作られてから進む質問であり、関係ができれば、相談者自ら語り始める内容かも知れません。
カウンセリングとは何か?
その一端でも、楽しみながら知っていただけたら嬉しく思います。
自己一致については、機会をあらためてご説明できればと思っています。
カウンセリングをもっと身近に。
カウンセリングサロンぱすてる