ひきこもり訪問支援 ぱすてる

自分らしく生きるためのカウンセリング

クラウドファンディングに初参加〜nopoleの挑戦

クラウドファンディング

名前を知ってはいても、なかなか機会をつかめていませんでしたが、初めて出資をする機会がおとずれました。

私が支援しているのは、nopoleというFTMのためのセクシャルウェルネスブランドのプロジェクトで、私のカウンセリングをご利用されているクライアントの方から教えていただきました。

クラウドファンディングのプラットフォームは、MOTION GALLERYというサイト。

nopoleが立ち上げたプロジェクトとは、セクシャルマイノリティでも性を楽しめるアイテムの制作です。

女性の体で生まれてきたけれど、男性として生きることを望むFTM(Female to Male)の人たちは、自分の体にコンプレックスを感じたり、パートナーとのセックスに悩みを感じている人が多くいるといいます。

 

FTMは体を男性にするための治療や手術をする人もいますが、男性器の形成手術をするのはハードル、リスクがともに高く、パートナーとのセックスの時、挿入ができません。

相手が満足しているのか不安になったり、自分の体にコンプレックスを感じ、自分自身も満足ができないと悩んでいます。

またパートナーの人は、既製のおもちゃを使用されると、サイズが合わずに痛みを感じ、でも相手を傷つけたくないから言い出せなかったり、申し訳ないという気持ちになるといいます。

 

そのお互いの悩みを解決するために開発されたのが、挿入しなくても一緒に気持ちよくなれる、球体型のセクシャル・アイテムです。

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私がこのプロジェクトに賛同する理由は、nopoleのサイトにも書いてあるように、大切な人と性を通じて心も身体もつながり、幸せを感じることがコンセプトになっていることです。

大量生産には馴染まず、既存のメーカーが作らないのなら、自分たち当事者で知恵を絞り、商品開発をして、広く世間に知ってもらう活動をおこなっていく。

そんなFTMの人たちの真摯な思いと夢、情熱を強く感じました。

そして、私がカウンセリングを通じて知り合った、身近な方の実体験の声も大きなきっかけになっています。

パートナーと心から愛し合いたい、幸せな時間を大切に過ごしたいという純粋で温かい気持ちが、まっすぐに伝わってきたのです。

クラウドファンディングの期限は、9月13日まで。まだ時間があります。

nopoleの人たちの挑戦を応援していきたいと思います。

クラウドファンディング・サイト

https://motion-gallery.net/projects/nopole

クラウドファンディングは9月13日、ネクストゴールを達成して終了しました。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

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心を大切にするということ~オンライントーク再録

先日8月7日、オンライントークライブというZoomでのイベントに初めてスピーカーとして参加しました。

イベントのタイトルは「心を大切にするということ」。

私は「いのち」について約30分間お話したのですが、その時の内容を記録しておきたい、イベントに参加出来なかった方々にもお伝えしたいと思い、当日の原稿を元に文章を起こしてみました。

ライブの雰囲気を出すために、話し口調の文体にして、内容を忠実に再現したつもりです。

イベントを視聴いただいた方にもテープを再生するような感覚で、ご覧いただけたらと思います。

 

前口上

はじめまして。ぱすてるの喜々津博樹と申します。

私はカウンセラーとして、ひきこもりの人たちの支援を中心に活動しています。

今年の1月までは、ボランティアでカウンセリングの活動をしていまして、ツイッターを中心にして発信をしていましたので、今日ご参加している方で、もしかしたら、以前お話をしたことのある方が、いらっしゃるかもしれません。

今日は、私は「いのち」というテーマでお話をさせていただきます。

いのち、というととても大きなテーマで、とても30分という時間ではまとめられないのですが、私がカウンセリングの勉強を始めたころ、いのちについて考えさせられる、とても大きな事件がありまして、今日はその事件をもとに、特に自殺とうつ病の問題についてお話しながら、みなさんとお時間を共有できたら、と思っております。

産業カウンセラー

まず最初に、私は資格としては、産業カウンセラーという資格を持っています。

産業カウンセラーという名前を聞いたことはありますでしょうか?民間の資格ですが、主に産業・労働分野、つまり職場や働く環境でのメンタルヘルス対策を目的としています。

産業カウンセラーには2つ特徴があり、1つは、働きながら講座を受けて取れる資格であり、大学院などに行かなくてもいいことです。

2つめは、講座の中で傾聴の実技にかなり力を入れており、100時間以上の実技の講習があります。

その養成講座に通ってカウンセリングの勉強をしたのですが、その頃に2つのとても大きなショックを受ける事件がありました。

ひとつは、2015年の12月25日、クリスマスの日に、当時電通の社員だった高橋まつりさんが、会社の寮から飛び降りて、24歳で自ら命を絶った事件です。

もうひとつは、2017年の夏から秋にかけて神奈川県の座間市で起きた殺人事件です。

犯人の男が、若者の男女9人を自分のアパートで殺害した、きわめて残酷な事件でした。

この2つの事件に共通するのは、本来なら、自分で生きていく力があった人たちの尊い命が、あまりにも理不尽な理由で奪われてしまった、という事実です。

これらの事件について時間をかけて話したいですけれど、今日は時間の関係で、高橋まつりさんの事件に焦点を絞って、お話をさせていただきます。

高橋まつりさん

高橋まつりさんについては、お母様の高橋幸美さんが、この事件を担当された弁護士の川人博さんと一緒に、1冊のとても素晴らしい本を残されています。

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『過労死ゼロの社会を ー高橋まつりさんはなぜ亡くなったのかー』

高橋幸美、川人博・著  連合出版

この本に事件の経緯が大変くわしく書かれており、また高橋まつりさんの短い半生について、お母様が手記を綴られていて、ぜひ読んでいただきたい本なのですが、あいにくこの本が今、絶版になっているのです。

このような本が絶版になってしまう社会とは何なのだろう、と考えてしまいますが…

お母様によると、今度改訂版が出る予定とのことです。

追記:2022年2月に、タイトル・版元が変わり、内容も追加されて、新装版が発売されました。

『過労死・ハラスメントのない社会を 電通高橋事件と現在』

高橋幸美、川人博・著 日本評論社

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高橋まつりさんの事件をなぜ今日お話するかというと、この事件は今の日本社会、企業という組織の問題点や、いのちについて考えさせられる、実にたくさんの教訓を投げかけているからです。

すでに詳しくご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、あらためて今日はこの事件を少しふりかえりたいと思います。

まつりさんの自殺原因

まつりさんが亡くなった大きな要因が、長時間労働、とくに連日連夜、深夜にまでおよんだ残業です。

そして電通という会社は、まつりさんに対して残業時間を短く申告するように指示していまして、労働時間の事実の隠ぺいをおこなっていました。

そして、長時間労働だけでなく、まつりさんに対して上司による、パワハラ、セクハラがあったことがわかっています。暴言によるハラスメントですね。

さらに、この会社には社内行事がたくさんあるようで、その準備などを新入社員のまつりさんがしなければならない。毎日残業をしていますから、結局休日にやらざるを得ない。そういったことを当然のように新入社員にさせるという会社の慣習、風土がありました。

そして、ここからがとても重要な事実なのですが、まつりさんが自殺をしたのは、クリスマスの12月25日ですが、11月の上旬には、うつ病を発症していたのです。これは事件のあとになってわかりました。

うつ病という病い

うつ病という病気の何がおそろしいかといえば、希死念慮が湧いてくる、ということです。判断能力や思考力が低下して、もう死ぬしかないと思ってしまう、自殺の衝動が生まれてしまうことですね。

まつりさんは、過酷な長時間労働によって睡眠時間が極端に減ってしまい、それによる心身への負担がとてつもなく大きくなってしまいました。

そこにさらにハラスメントや余計な業務が重なり、三重、四重ものストレスがかかっていったのです。

電通は歴史の長い大企業であるにも関わらず、会社のメンタルヘルス対策や労働組合(まつりさんも組合員でした)もほとんど機能していなかったようです。

まつりさんは社内で上司に相談したこともあったそうですが、適切な対応はとられなかったのです。

うつ病と自殺

うつ病を発症すると自殺の危険性が高くなりますが、このうつ病は誰にでも起こり得るといわれています。

まつりさんは、決してストレス耐性の弱い人ではなかった、東京大学を卒業されて、むしろ強い精神力でそれまで生きてきた方です。

自殺は、個人の意志や頑張りではどうにもならない状態に追い込まれる、追い込まれた末の死です。

しかし、自殺もうつ病も、これは防ごうと思えば防げる問題でもあるのです。

まつりさんは、会社の体質の問題や上司の関わり方によって、追い詰められてしまった。本来なら病気を防げたはずなのに、それがなされなかった、尊いいのちが失われて、とりかえしのつかないことになってしまいました。

まつりさんの状態を見て、「休みなさい」と言う上司が何故いなかったのか、と。

私たちに出来ること

自殺やうつになるのを防ぐためにどうしたらよいのか。

企業をはじめとする社会の問題や仕組みを改善することももちろん必要なことですが、私が今日お伝えしたいのは、まわりの関わり方です。

うつ病などの症状のある人に対して、その発しているサインやSOSに身近な人が気づいたり、声をかけたりすることがとても大事だということですね。

そして、苦しんでいる本人が助けを求めたり、休んだり、休められる状態、環境が必要ということですね。

そのためには、病気や症状というものに対して正しい知識をもつ、理解をする、関心を持つということがとても大切だと思います。

今は情報が溢れていますが、情報を持つことも大事かもしれないですが、情報だけでなく、正しい知識を持つということですね。

情報はどんどん古くなってしまう、変わってしまいますが、知識はそんなすぐには古くなったり、変わったりしません。知識も時代が経つにつれて変わってはいきますが、ずっと変わらないものもあります。

正しい知識を持つことで、冷静な判断が出来て、幅広い知識を持つことにより、視野が広がります。

知識を得るためには、やはり本を読むのがいいと思います。ネットでも知識は得られますが、ネットで得る知識は断片的になりがちです。本は、体系的な知識を得ることが出来て、いつでも手に取って、何度でも読み返すことが出来ます。

本をお勧めするのは、私が昔、出版社に勤めていたから、というわけではありませんが…

予防する〜いのちをつなぐ

私たちのいのちは、一度失ったら二度と戻ってはきません。

いのちは、予防をすることで守ることができます。私がおこなっているカウンセリングは、そのいのちを守る、いのちをつなぐための、予防のためのカウンセリングでもあります。

病気になってしまったら、治療をしなければならない。その治療に長い時間とお金を費やすことになってしまいます。病む前に話を聴いてもらったり、予防のひとつとして、カウンセリングを利用してくれたら、と思います。

ただ、カウンセリングは保険が適用されないので、決して安くはありません。

カウンセリングとは違いますが、最近はお話を聴く傾聴の活動をSNSを通じておこなっている人たちもいますので、利用してみるのもいいと思います。

病気にならないように予防をする、それがいのちを守る、つなぐことになり、それが今日のトークテーマである「心を大切にするということ」になるのではないかと思います。

最後に、数字の話

せっかくの機会なので、数字の話をさせてください。

自殺の話をしましたが、日本で年間、何人ぐらいの人が自殺で亡くなっているかご存知でしょうか?

2020年は、国内で21,081人の方が自殺しています。1日あたり60人ちかくの人が自殺で毎日亡くなっているのです。

ちなみに東日本大震災の死者・行方不明者の合計は何人かご存知でしょうか。

18,425人です。

1年間に自殺で亡くなる方は、東日本大震災で亡くなった方々よりも多いのです。

日本の年間の交通事故死者は、昨年何人だったかご存知でしょうか?

2,839人です。自殺者はその7倍以上ということになりますね。

私が運転免許をとった時、30年前ですが、教習所の教官の言葉を今もよく覚えていますが、その時教えられた交通事故死者数は、1万人を超えていました。交通事故の死者はどんどん減っていますね。理由がいくつかあり、違反に対する厳罰化や車の性能が上がったことなどが挙げられます。

これらの数字は、私がいつも意識している数字です。数字も知識であり、数字で人のいのちは計り知れませんが、自殺者が1人でも減ってほしい、できるならゼロになってほしい、それぐらいの気持ちで活動をしていきたいと思います。

最後にお伝えしたい数字があります。

日本のひきこもりの人たちの数です。

15歳から64歳までのひきこもりの人たちは、国内におよそ115万人といわれています。

今日はお忙しい中、お話を聴いてくださり、どうもありがとうごさいました。

2021年8月7日(土)

心の保健室・オンライントークライブより。

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カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

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世田谷はなみずきの会

さる7月10日、世田谷区のひきこもりの家族会、「世田谷はなみずきの会」にて、カウンセラーとしてお話をさせていただきました。

世田谷はなみずきの会に初めて顔を出したのは、今年の3月。その日は私がひきこもりの家族会というものに初めて参加をした日でもあります。ひきこもりのお子さんを持つご家族の方々のお話を間近に聴かせていただき、私自身も自己紹介をしました。

その時、家族の方々が、私の若い頃の海外の旅の話に興味を持ってくれて、今度家族会で話をしてくれませんか、と声をかけていただきました。

家族会では、家族同士の交流だけでなく、さまざまな分野の専門家を招いたり、時にはひきこもりの経験者を呼んで、講演会や学習会を開いています。

 

私にとっては、カウンセラーとしてまとまった形で話をするのは、初めての体験になります。

約1時間の話で、どんなことを伝えるべきか、どんな構成にしたらよいのか、考えを巡らしました。

貴重な時間をいただくのだから、参加者に満足をしてもらいたい、聴いてよかったと思われる内容にしなければと思いました。

そして、タイトルを「カウンセラーのひきこもり支援と傾聴へのいざない」と題して、日頃から感じている、傾聴の重要性、カウンセリングとは何か、という基本的な話を中心に据えて、聴いている方が飽きないように、ちょっとしたワークも入れた内容にして、資料を作りました。

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当日の会場は、世田谷区の宮坂区民センター。ここは、東急世田谷線の宮坂駅のすぐ横にあり、その雰囲気がとても好きな場所です。

この日の参加者は、私を入れて12名。ご家族の方や支援者だけでなく、とても嬉しかったのは、つい最近知り合ったひきこもり経験を持つ若者が来てくれたり、私が今かかわっているご本人が来てくれたことでした。

 

事前に練習をしていたとはいえ、いざ本番では緊張して、思っていたようには上手く話せませんでした。

なるべく原稿を見るのではなく、参加者の方を向いて話すようにしていましたが、こちらに視線を向けながら聴いてくれたり、うなづきながら聴く参加者の姿が目に入ると、あぁきちんと聴いてくれているのだな、と思いました。

ほぼ時間通りに話を終えることが出来て、その後は質疑応答、自由に話す時間になりました。

この質問の時間というのが、一番緊張したかもしれません。

予期せぬ質問内容に答える、自分の考えを述べる、というのは、その分野の経験が豊富で、知識もきちんと持っていないと、なかなか的確な回答をするのは難しい、と痛感させられました。

ひきこもり支援に関する具体的な進め方の質問を受けた時は、私自身がまだまだ支援については途上の段階であり、経験、方法を多くは語れないことを、質問者の方に正直にお伝えしました。

 

今回初めて、家族会でお話をさせていただき、自分にとってはとても貴重で大きな経験を積むことが出来ました。

準備にじっくりと時間をかけることが出来たので、作成した資料は今回だけでなく、今後も使っていける内容になったと思います。

カウンセラーとして、ひきこもり支援にたずさわる者として、まだまだ学びの途上ですが、お話をする機会を与えてくれた世田谷はなみずきの会の皆様に、あらためてお礼を申し上げます。

またこのような機会をいただける時には、よりクオリティーを高めた内容で、臨んでいきたいと思いました。

 

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傾聴カウンセラー 喜々津博樹

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ひきこもりの家族会に参加して

ひきこもり支援の事業をする中で、とても大切にしている活動のひとつが、地域のひきこもり家族会への参加です。

家族会は、ひきこもりのお子さんを持つ方や、兄弟姉妹がひきこもっているという方々が定期的に集まり、ご自身の家族の話をしたり、情報交換をしたり、時には講演会や学習会、イベントを企画・開催したりしています。

 

参加を家族のみと限定しているケースは稀で、関係者、支援者、関心を持つ人が参加でき、ひきこもりのご本人が入ることもあります。

また、その地域・自治体に住む人だけでなく、遠方から参加する人が結構いらっしゃいます。

ひきこもりの支援を始めて気づかされたのですが、ご家族によっては知り合いの目を気にされて、地元ではなく、距離の離れたエリアの家族会を訪ねるそうです。

 

私は活動の当初から、ひきこもりのご家族の実際の声に触れ、学ばせていただくとても貴重な機会と捉え、各地の会に連絡をとってきました。

これまでに学習会も含めて、練馬区、世田谷区、荒川区西東京市国立市、狛江市、松戸市の家族会に参加しました。

参加して気づいたのが、活動の内容、運営形態が会によって違いがあり、それぞれ特色があることです。

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ご家族の方々が立ち上げて、主体的に運営している会もあれば、社会福祉協議会が関わり、主導しているところもあります。

また、集まって話を交わすだけでなく、運動体としてやっていこうと理念を持ち、地域の清掃活動やバザーの開催、農園での栽培・収穫作業に取り組む会もあります。

参加人数は、10人前後から15人ぐらいが多いでしょうか。今はコロナ禍で参加を控えている人も結構いるかもしれません。

気になるのは、どこの会も参加者のほとんどは女性で、男性、父親の参加は非常に少ないことです。

この男性が少ないという事実は、ひきこもりと家族、日本の社会について考える時の、大きなポイントになる気がします。

そして、ご高齢の親御さんの参加が少なくないことも、8050問題を肌で実感させられます。

 

私は毎回、支援者・カウンセラーとして出席し、ご家族が近況や悩みを話す姿に耳を傾けています。

なるべく聴く側に徹しているのですが、カウンセラーとしての言葉を求められる場面も多く、自分の考えや感じたことを話す機会がよくあります。

家族会の雰囲気にまだ慣れていないこともありますが、今の私の悩みは、コメントを求められた時に、つい気持ちが昂って語気が強めになり、カウンセリングや傾聴について熱く語ってしまうことです。

このような会に参加して、初めて気づくのですが、ふだん1対1のカウンセリングに慣れているせいなのか、10人前後の人前で話す時は余計に緊張して、力んでしまい、後で後悔するのです。

ご家族に対して、つい強い口調で話してしまった、不快に思われていないだろうか、もう来ないで欲しい、と言われていたらどうしよう…

そんなことをつい考え込んでしまうことがあります。

家族会でとてもいいな、と感じているのは、ひきこもりを実際に経験した方や、ひきこもりではないけれど、生きづらさを抱えている方、依存症、統合失調症などの疾患を抱えている方が一緒に参加している時です。

ご家族とはまるで違う視点の話をして、場の雰囲気がぐるっと変わることがあります。

そんな個性的な人たちとも出会い、会話を交わすのもとても貴重で楽しいひとときです。

 

今は、ご家族とかかわり、ひきこもりのご本人に寄り添っていくために、さまざまな家族会に顔を出して、学びの日々を続けていきたいと思っています。

 

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心に残るリプ〜自然と溢れてくる気持ち

Twitterで、自由に色々なことをつぶやいていますが、ひきこもり支援の活動を始めた頃のあるツイートに、とても心に残るリプをくれた方がいました。

 

その方とのやりとりが、期せずして、まるでカウンセリングの応答のような形になったのです。

 

私が嬉しかったのは、いただいたリプに対して、こちらが傾聴するように伝え返すことで、その方がご自身の感情、お父様への溢れるような気持ちを自然と話してくれたことです。

 

リプを送ってくれたのは、相互フォローをしている、ひなたさん。

今回はひなたさんのご了解をいただき、そのリプのやりとりを原文そのままにご紹介いたします。

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【2021年2月2日】

ぱすてるのツイートより

 

「私がひきこもりの問題で大きく心を揺さぶられた事件があります。

2019年の6月、私の住む東京の練馬区で、かつて農林水産省事務次官だった父親が、44歳のひきこもりの息子を刺し殺した事件です。

親が自分の子どもを殺す、ということ。

父親は何処にも相談できず、妻と2人、苦しんでいたのです…」

 

ひなたさん:

わたしが引きこもってた時お父さんが「俺が死ぬとき一緒に連れてってやる」って言いました。子供にとっては嬉しかったです。お父さんにとっては辛い発言だったかもしれないけど。

 

ぱすてる:

ひなたさん
こんばんは。

ひきこもっていた時、お父さんが、死ぬ時は一緒にと声をかけてくれたのですね。

ひなたさんは、お父さんの気持ちが嬉しかったのですね。

 

ひなたさん:

そうなんです。仕事で一緒に暮らしたことなかったけど、一番親らしいこと言ってくれたと思ってます!

 

ぱすてる:

一緒に暮らしてはいなかった…

でも、お父さんのその言葉が、一番親らしいひとことだったのですね。

 

ひなたさん:

そうなんです!普段接点ないから余計に嬉しかったんです!

 

ぱすてる:

なかなか会えないお父さんが、ひなたさんのことを気にかけてくれたのですね。

 

ひなたさん:

はい!今は脳梗塞の後遺症で施設に入ってますが。お母さんが泣いてるの見て回らない口で「守ってやるから」って言ってました。いい人間です!

 

ぱすてる:

お父さんは施設に入っているのですね。

お母さんを思いやる、優しいお父さんですね。

 

ひなたさん:

はい!子供たちにとっては決していい両親とは言えなかったですけども!でも精一杯の愛情を持っていてくれたんだなぁと、今は思っています。

 

ぱすてる:

ひなたさんに対して、精一杯の愛情を持っていてくれたのですね…

 

ひなたさん:

はい!今になってわかりました!

 

 

以上が、リプのやりとりです。

ひなたさんは、ご自身がひきこもりであったことを打ち明けてくれて、家にいたことがない、今は施設で暮らすお父様への感謝の気持ちを話してくれました。

 

ツイートのリプで、こんなにも率直に自分の気持ちを語ってくれたことがとても嬉しく、またせつない気持ちにもなり、ぜひ書き留めておきたくなりました。

 

カウンセリングにおける傾聴では、お相手の言葉をそのまま受けとめて、意見を言ったり価値判断を下したりせず、その気持ちに共感しながら寄り添っていきます。

SNSのコミュニケーションでも、この傾聴のマインドを大切にできたら、と思っています。

 

また、カウンセリングには守秘義務がありますが、ご本人の同意が得られれば、その内容を開示することが出来ます。

 

ひなたさん、とても心温まるリプをありがとうございました。

 

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傾聴カウンセラー 喜々津博樹

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ひきこもり支援の活動を始めて

この春から、ひきこもりの訪問支援を事業として始めました。

ひきこもりについては、カウンセリングの勉強をしている時から関心を抱いており、カウンセラーとしてどう関わっていったらよいのか考えていました。

 

ひきこもりの支援そのものは、首都圏にはすでにいくつもの支援団体があり、そのような組織に所属して活動することも可能かもしれませんが、私の場合は個人で活動することを選びました。

その理由は、組織の中で色々な制約を受けながら活動することからもう自由になりたかったこと、カウンセラーとして一本独鈷でやっていく方が、自分の性には合っていることを自覚しているからです。

 

私はひきこもりではありませんが、昔から大きな組織が苦手で、対人関係も決して器用に立ち回れる人間ではありません。

時に変わり者扱いをされて、疎外感や孤独感を抱き、社会や世間、時代に対する違和感、生きづらさを感じながら、これまで生きてきたように思います。

だから、ひきこもっている人たち、そのご家族にどこか共感し、一緒に寄り添っていきたいという気持ちが自然と湧き上がってきたのかもしれません。

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ひきこもりの訪問支援を個人事業としておこなっている例はあまり聞きませんし、この仕事が事業として成り立つのかどうかも、正直なところまだわかりません。

しかし、この活動をボランティアとしてではなく、事業として継続して息長くおこなっていきたいという気持ちが強くあります。

カウンセリングも同様ですが、利用者が価値を感じているサービスに対価を支払い、事業者は対価に見合う支援を継続しておこなっていく。そこに個人の利益や幸せだけでなく、社会的な意義も見出されるような事業活動。

そのような事業をライフワークとしてやっていきたいのです。

 

ひきこもりの問題について考える時、そこには今の日本社会と時代が、明確に映し出されていることを実感しています。

カウンセラーとして、ひきこもりのご本人とご家族に寄り添い、試行錯誤しながら、一歩一歩歩んでいきたいと思います。

 

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生きづらさ当事者のイベントに参加して

先月末、私が住む練馬区で、ひきこもりなどの生きづらさを抱えている当事者の人たちが自主企画したイベントに参加しました。

 

イベントのタイトルは「生きづらさ当事者たちとの本音(ガチ)トーク」。

会場を練馬区春日町青少年館が提供し、内容は当事者の若者が自分たちで考えたものだそうです。

ひきこもりの訪問支援をしている私にとって、ぜひとも行きたいイベントでした。

 

登壇・発表されるのは、就労・自立支援をおこなう「ねりま若者サポートステーション」を利用したことがある若者たち。

参加は誰でも自由ということで、定員20名を優に超える人数で満員御礼の状態。参加者の中には、現在ひきこもり状態にある若者も来ていました。

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ひとりひとり、ご自身の生きづらかった体験を話していくのですが、体験、悩みは誰ひとりとして同じような悩みはなく、いじめの体験にしても、その人だけが味わってきた辛さをずっと抱えていて、消えることはないのだと感じました。

 

発表者の人たちは、生きづらさを抱えながらも、現在はひきこもりを脱して就労に就いたり、仕事を探したり、ボランティア活動をおこなっていて、そのきっかけとなったのが、若者サポートステーションで出会った人たちに話を聴いてもらったことでした。

 

長期にわたりひきこもっていたけれど、現在は正社員として働いている方のその表情は、マスク越しでも、とても活き活きとして堂々としていました。

 

その日は、発表のあとに参加者が質問や意見を述べる時間があり、マイクが何度も何度も移動するほど、たくさんの方が発言をしていました。

同じ人が何度も質問したり、ひきこもり状態の若者や親御さん、支援者も発言していて、熱気に溢れていました。

私もこういう機会ではぜひ質問をしたいと思い、SNSの利用について発表者のお一人にお聴きしました。

 

ひきこもりを経験したり、生きづらさを抱えている人の本音を生で聴く機会は、日常生活ではなかなかありません。

このようなイベントが地元の練馬区で開かれたことをありがたく思い、ぜひ定期的に開催してもらい、ひきこもりについて、一般世間が理解を深める場になってくれたら、と思いました。

 

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傾聴カウンセラー 喜々津博樹

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自分の本当の気持ち〜カウンセリング体験記のご紹介・第5回

ぱすてるのカウンセリングをご利用された方が、ご自身のセッションを綴る体験記。

2021年最初にご登場いただく方は、関東にお住まいの匿名希望のお方。性自認が女性でも男性でもないXジェンダーで、性的指向がパンセクシュアル(全性愛)の方です。

そのカウンセリング体験記をぜひお読みください。

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ぱすてるさんのカウンセリングを受けて、私自身の体験を書こうと思います。
私は物心ついたときから「自分は他の人とどこか違うんじゃないか」という気持ちがありました。その気持ちが強すぎるために、人と同じになることばかりに一生懸命になってしまって、いつしか「本当の気持ち」が何もわからなくなっていました。


「何が好きか」で行動するのではなく、「何が正しいか、何をすべきか」で行動するようになってしまい、生きることがとてもつらくなりました。精神科や心療内科に通って病気と診断された部分に関しては一歩一歩、自分のペースで進んだり止まったりしながらもやっていけてると思っています。


でも、病院の先生にもなかなか言いづらいことがありました。それは、自分の性別や恋愛に関することです。そもそも恋愛話自体、人に話すことが苦手なのです。病院で話すにしても「恋愛相談なんかもってこられてもねぇ、ここは治療の場ですからそういうのは他所でやって」などと言われるのではないかと思っていたし、身分証に記載される自分の性別にも頭で納得はするものの、どこかに違和感もあって自信を持てずにいました。世の中の変化や様々な発信をする人も多く出たおかげで、「もしかしたら私もこの違和感に自信を持ってもいいのかもしれない・・・」と思い、本当に勇気を出してぱすてるさんでこのことを話してみました。


自分にとってとても勇気のいる話だったので勢いで胸の内を打ち明けてしまい、もはやどんな風に話したかは覚えていないのですが何も決めつけずただただ聴いてもらえました。ここではなんでも話していいんだと思えて、安心感に任せて思うように話したと思います。


そして、毎回思うことなのですが、そんな風に聴いてもらえると60分あるカウンセリング時間の最後の方では不思議と自分の気持ちに自信を持って「私は、こう思うんです、こういう気持ちを大切にしたいんです」と言っている芯の強い自分に気がついたりします。次のカウンセリング時には最初におさらいをしてもらえるので、「そんなことまで言ったっけ・・・ すごいな自分!よく言った!」と思うこともしばしばです。


私にとって、自分の性別の話や恋愛の話はまだそこまでオープンにはできないものなのですが、ぱすてるさんのカウンセリングではとても自由に話しています。「そ、そんなことまで!?」 と思うような、セックス観や恋愛観も話しています。友達や見知った人にはとてもできない話だなぁと思っています。カウンセリングという、決められた枠の中でしか話せないことかもしれないし、そのおかげで前よりは人に少しずつ自信を持って自分のことを話せるようになっていると思います。そして、世の中には一人につきひとつの性別がある、くらいに思っていい、自分がしっくりくる感覚を大事にしたらいいのだということが心の底からわかって、そのことは私の人生をガラッと変えた気がします。自分が好きになった人を性別を理由にして諦めなくても良いのだと思えたし、自分のことをずっと変なのだと思ってきたけど、むしろ「そんな人です!」と言えるようになったのは、ぱすてるさんに聴いてもらって何度も自分の本当の気持ちに正直になる時間を持てたからだと思っています。


性別とか恋愛でなくても、どんな内容の話でも「もしかしたら変かもしれない」話を先入観なしに聴いてもらえることは本当に安心です。

日々を過ごしていると些細なことで今でもとても不安になってしまって「今日にでも急に消えてなくなってしまいたい」なんて思う日もあります。でも、追い詰められて極端な考えに走る前に「予防、予防」と思って自分の健康のためにカウンセリング予約を入れたり、そうでないときは「ちょっと聴いてください〜」とのれんをくぐる感じで予約を入れる時もあります。困ったときにここがある、と思えることで安心できて前よりも不安定にならずに済んでいる気もします。


この体験談を書くにあたって、いろいろな思いがありました。書こうと思っても、匿名とはいえ自分のことを人に知られるのはまだ勇気がいるなと思ったときもあったし、ぱすてるさんのカウンセリングという時間と居場所にすごくお世話になっているからこそ、自分の下手な文章ひとつで印象が間違って伝わってしまったら嫌だなと思ったりもしました。


でも、今はこんな自分なんだなと思えているし、その自分が少しだけ誇らしくもあるからぱすてるさんで話している雰囲気をイメージしてこの文章を書いています。自分なりの感謝の気持ちを込めているつもりですが、いつも時間いっぱい自由に話をさせてもらえるので感謝を伝えきれずに終わっちゃうなーなんて思ったりもします。だからこそ、次の予約を入れたくなったり、とにかくいい時間なのです。というのが今のところの私の体験談のまとめになります。
長くなってしまいました。
ぱすてるさんがいてくれてよかったなぁと思っています。いつも本当にありがとうございます。

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どうもありがとうございました。

この体験記は、ご本人からメールでいただいた文章をそのまま掲載しております。

カウンセリングとはどんなものであるのか、カウンセラーが伝えるよりも、実際にご利用された方のお声に触れることが何よりの機会かと思い、ご紹介させていただきました。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

https://www.salon-pastel.net/

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カウンセリングと悩み相談のちがいとは?

以前にこのブログで、カウンセリングと人生相談のちがいについて書いたことがあります。

人生相談とは、いわゆる新聞や雑誌、ラジオといったマスメディアを介した人生相談のことで、カウンセリングとは大きく異なる点を明らかにしてみました。

 

今回お伝えするのは、悩み相談…メディアを通さない、日常会話やSNSを通じての悩み相談と、カウンセリングとの本質的なちがいについてです。

なぜこのようなテーマを書こうと思ったのか。

私は現在、主にホームページとTwitterを通じてボランティアで無償のカウンセリングをしております。(追記:2021年2月から、有償になりました)

傾聴カウンセラーを名乗り、活動を続けることで、カウンセリングのご依頼やお問い合わせを日常的にいただくようになりました。

無料という気安さもあるからでしょうか。TwitterのDMやLINEを通じて、カウンセリングの形とは明らかに違う、悩み相談や質問、連絡がたびたび入るようになったのです。

私は職業としてカウンセリングをしているわけではないので、型にはまらず自由に活動したいと思い、そのような相談や質問、連絡も決して拒否することなく、お聴きしたり対応をしていました。

また活動の柱として、自殺の未然防止を掲げているので、死にたいという悩み、苦しみを受けとめるために、時間帯は限られるけれども、いのちの電話の個人版として、なるべく制約を少なくして活動したいとも思いました。

 

しかし、時間外の相談や、DMからの気まぐれのような相談を受けているうちに、ふだん予約制にしてカウンセリングをおこなっている活動の意味を問い直す必要がでてきました。

何のために時間を決めて、カウンセリングをしているのか?

悩み相談とカウンセリングはどう違うのか、それは相談をする方々にも知っておいてもらった方がいいのではないか、と。

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カウンセリングの特徴

カウンセリングとは何か、を端的にいいますと、「個人が抱える悩みや問題を解決するために、専門的な理論と方法によって行われる援助行為」のことです。

ここではそのカウンセリングの特徴をご説明します。

★だれが?

カウンセラーがクライエント(相談者)に。

★いつ?

明確で十分に設定された時間に。標準は1回50分。必要な場合は継続されていく。

★どこで?

相談者のプライバシーが守られる安全な場所と空間において。

★どのように?

相談者が尊重され、傾聴を基盤とした質の高いカウンセリング関係を通じて。

★なんのために?

相談者の問題解決や成長のために。

目標が合意され、両者の協働によって進められていく。

★なにを?

相談者にとって本当に必要な援助を。

専門的な提案や介入がおこなわれる。

日本産業カウンセラー協会・養成講座テキスト「カウンセリングの基本」より)

 

いかがでしょうか。

カウンセリングの特徴、性質を並べてみると、日常会話による悩みの相談とは大きく異なる部分が見えてきますでしょうか。

日常の延長のような悩み相談では、時間や場所は明確に設定されず、今はコロナ禍でオンラインが盛んですが、カウンセリングの基本とは、秘密が守られる安全な場所で、時間を明確に決めておこなわれることです。

 

私はホームページやTwitterの固定ツイートに、カウンセリングをお受けできる時間帯を必ず明記するようにしており、多くの方はその時間に予約をされて、時間もきっちりと守ってくれます。しかし時間帯に関係なく、予約をすることもなく、ご相談をされてくる方もいます。

それは、カウンセリングではなく、お悩み相談であり、そのような話を傾聴する活動をされている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

私もとにかく悩んでいる方の話を聴こうと、当初は時間に関係なくなるべく受けておりましたが、すると、わざわざ予約をしてくださる方々との関係はどうなるのだろう?と疑問が湧くようになりました。

今は時間外の対応は丁重にお断りをしています。

 

しかし、例外はあります。

それは相談者に、命の危険性や自傷、他害の恐れが著しく感じられ、緊急性を要する時です。

その時は、カウンセラーの危機介入の責務としてその防止に努め、一人の人間として、その人のいのちを守る行動を出来る限りおこないたいと思っています。

 

今回は、カウンセリングを利用したい、相談したいと考えていらっしゃる方、すでにご利用されている方々に、悩み相談とは違うカウンセリングの特質、独自性について綴らせていただきました。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

https://www.salon-pastel.net/

※2021年2月1日より、ぱすてるは有料事業となりました。

言語化してみるということ〜体験記のご紹介・第4回

ぱすてるのカウンセリングをご利用された方が自由にその気持ちを綴る体験記。

今回ご登場いただくのは、神奈川県にお住まいの、はやぴーさんです。

はやぴーさんが送ってくれたカウンセリング体験記をご紹介いたします。

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ぱすてるさんのカウンセリングは、基本的に私が話してぱすてるさんが聞いてくれるスタイルとなっています。そのため自分が話したかった事をひたすら話すことによって楽になったり、話しながら自分自身の本心に気づいたりすることがあります。


私自身は今目標を何個か設定して目標達成に向けて色々と頑張っている所なのですが、その進捗状況を報告したり、その過程で新たな取り組みなどがあれば報告しています。
自分でやっていることを言語化することによってモチベーションを高めたりすることが出来て大変助かっています。

 

またぱすてるさんのカウンセリングを複数回利用すると、前回のカウンセリングで話したことの振り返りを聞くことが出来ます。
前回どのような話をしたか、また前回と今回で話題が変化したか等比較することが出来ます。
そこもポイントのひとつです。

 

これからもぱすてるさんのカウンセリングを利用していきたいと思っております。

 

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はやぴーさん、体験記を送ってくださり、ありがとうございました。

このカウンセリング体験記は、ご本人の承諾をいただき、原文をそのまま掲載しております。

体験記を書いてみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ気軽にご連絡いただけたら、と思っています。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

https://www.salon-pastel.net/

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