ひきこもり訪問支援 ぱすてる

自分らしく生きるためのカウンセリング

傾聴体験イベントをおこないました

昨日はいつものカウンセリングとは違う、傾聴体験イベントを初めておこないました。

 

タイトルは「聴くを楽しむ体験」。

参加者が聴き役となり、話し役である私の話、気持ちをオンラインで傾聴するイベントです。

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夏休み企画として開催したこのイベントは、私が産業カウンセラーの養成講座を受講した時に体験したロール・プレイがヒントになっています。

 

カウンセリングの実技講習では、受講生が聴き役と話し役の両方を経験することで、日常会話と傾聴の違い、相手の気持ちを受けとめて「聴く」とはどんなことなのか、傾聴のスキルと態度を、実践で学んでいきます。

「聞く」と「聴く」の違いを肌で体感できる、大変おもしろくも悩ましい?実習でしたが、カウンセリングを学ぶ受講生だけでなく、広く一般の人が体験できたら、〈傾聴〉を知るとてもいい機会になるんじゃないか、と思いました。

 

また、カウンセリングの活動を続けていく中で、相談に来られる方の中には、心理学や相談支援職、傾聴に関心を持つ方が少なからずいることがわかり、ご当人が話すだけでなく、「聴く」体験を持つことができたら、とても面白いのではないか、とも感じていました。

 

そうして初めて開催した体験イベント。

Twitterで告知をしたら、大変ありがたいことに定員4名の枠はすぐに埋まってしまいました。

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通信手段はZoomを利用し、話し役の私はビデオで顔を出しますが、聴き役の方は自由としました。

唯一のルールは、守秘義務を守ってもらうこと。これだけです。

傾聴の時間は30分間。その後の10分は、感想や雑談の時間となります。こちらからジャッジやアドバイスをしたりはしません。これは講義ではなく、聴くことを純粋に味わい、楽しむのがテーマですから。

その10分間の中では、最後にちょっとした楽しみ?がありますが、ここではまだ言えません…

 

参加者の方々からは、貴重な体験や学びになった、気づきがあったというご感想をいただき、開催してみてよかったと思いました。

話し役を務めた私自身が、まさに話を聴いてもらうことで、気分が軽くなって安堵したり、自分の癖に気づいたり、聴いてくれる方の応答や態度に大きく学ぶことがありました。

 

今回、参加したくても出来なかった方々のために、第2回目を早速準備しているところです。

 

追記:

第2回・聴くを楽しむ体験

8月16日(日)13時より開催。

 

カウンセリングサロンぱすてる

喜々津 博樹

https://www.salon-pastel.net