ひきこもり訪問支援 ぱすてる

自分らしく生きるためのカウンセリング

ビッグイシューという雑誌をご存知ですか?

ビッグイシューという雑誌を耳にしたことがあるでしょうか?

人通りの多い駅の近くなどで、「THE BIG ISSUE」とタイトルのついた冊子を掲げて販売している人を見かけたことはありませんか?

その人たちは、ホームレスもしくはその状態に近い人たちで、その雑誌を販売することで、収入を得て生活をし、ホームレス状態から抜け出す機会を得ようとしています。

ビッグイシューの事業はイギリスのロンドンで誕生し、日本では2003年に大阪で始まりました。

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私は最近まで、路上で何か雑誌のようなものを売っている人がいるな、という認識しかありませんでした。

しかし、その雑誌をホームレス状態にある人が売っていて、その人たちの自立を応援する事業なのだということを知り、それからは販売者の人を見かけるとよく購入するようになりました。

定価は1冊350円。そのうち180円が販売者の収入になります。

(※2020年4月に価格が改定され、1冊450円となり、230円が販売者の収入になりました)

ビッグイシューの魅力のひとつは、なんといっても雑誌の内容にあります。
「社会のエッジ」にある様々なテーマ…時事問題、カルチャー、環境、エンターテイメントを扱っていて、とても読みやすい記事になっています。
ビッグイシューならではのコーナーといえば、ホームレス自身が「下から目線」?で答える「ホームレス人生相談」、そして国内外のホームレスが自ら顔を出す「今月の人」でしょうか。

そして、もうひとつの大きな魅力が、販売者の人たちと気軽に会話を交わすことが出来ることです。

もしホームレスに対して偏見を持っている人がいたら、販売者と接することで、その認識は大きく変わるかもしれません。

そして、日本に若いホームレスの人たちがいることに気づくかもしれません…

雑誌を買うことで、ホームレスの仕事を作り、ビッグイシューを通して、日本社会と世界のいまを感じることが出来ます。

もし街でビッグイシューの販売者を見かけたら、ちょっと立ち止まってみてください。

 

カウンセリングサロン ぱすてる

https://www.salon-pastel.net/

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