ひきこもり訪問支援 ぱすてる

カウンセリングとひきこもり支援、日々の思いを気ままに綴っています。

練馬区ひきこもり問題合同相談会に参加して

3月2日、練馬区で民間有志によるひきこもりの合同相談会が初めておこなわれました。

イベントのタイトルは「練馬区ひきこもり問題合同相談会」。

私も支援者としてこのイベントを運営する側としてかかわり、当日は登壇してお話もしました。

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主催はVOSOT(チームぼそっと)というひきこもりの当事者活動を続けている団体で、その代表はひきこもり当事者であるぼそっと池井多さん。

ぼそっと池井多さんは練馬区の光が丘で当事者会を自ら開催したり、『ひきポス』という当事者発信のメディアで編集・執筆をしたり、日本だけでなく海外のひきこもりの人たちとも交流を続けている方です。

今回、練馬区で合同相談会を開催するにあたり、区内で活動している私にも声をかけていただきました。

ぼそっとさんがこのイベントを企画した理由は「ひきこもりの当事者が求めている実質的な支援と支援者がおこなっている実際の支援を明らかにして、行政はどんな支援をしていけばいいのか」この練馬区で参加者と一緒に考え、探っていこうというものでした。

 

区内もしくは近隣地域から8組の当事者、家族、支援者および支援機関が一堂に集まり、来場者の前で講演をし、講演とともに相談が出来るスペースも設けるというイベントです。

開催する場所は練馬区ですが、ひきこもりに関心を持つ方なら地域に関係なく参加できる、手作りのイベントをみんなで作ることになりました。

 

私はぼそっとさんの考えを受けて、個人事業としておこなっている自身のひきこもりの訪問支援、その考え方と具体的な方法をお話するべく、資料を作成しました。

自分が日頃どんな活動をおこなっているのかを多くの方に知ってもらいたいという気持ちと、その日に登壇する当事者や家族、支援者のお話をじっくりとお聴きしたいというワクワク感、そして初めて開催するイベントを実りあるものとして遂行したいという責任感のようなものが自然と湧いてきました。

 

今年に入ってから研修講師の仕事がいくつか続き、その準備に追われて告知の活動がなかなか思うに出来ませんでしたが、折を見て練馬区内や近隣自治体の支援機関に出向き、チラシを配りました。

1人でも多くの方に来てもらいたい、イベントをかならず成功させたいという思いで、地域を問わず、知り合った方々や関係機関にメールをお送りしました。

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そして迎えた当日は、運営側も含めて予想を上回る50人以上の参加者で光が丘区民センターの会場が埋まりました。

地域のひきこもりの会合でお会いする市民の方、支援機関の方、そして私が今訪問しているご家族の方も遠方から足を運んでくれました。

 

このイベントでとてもよかったと思うことは、登壇者がそれぞれ自身の体験と思い、考えを自分の言葉で率直に伝えていたこと、参加された方々が長時間のイベントにもかかわらず、とても真剣に耳を傾けていたこと、そしてそこに集まった人たちに交流が生まれて、新しい出会いがたくさん生まれたことです。

 

私自身も初めてお会いする当事者や支援者のお話を聴いて新たな気づきや刺激をもらい、登壇資料を作る過程で我が身をふり返り、自分がどうありたいのか、日々をどう生きていくのかをあらためて問い直す時間を持つことが出来ました。

 

進行の長さや相談の時間、献金制についてなど、見直しや改善が必要と思われる部分も見えてきましたが、このようなイベントを1回限りにするのではなく、継続しておこないながら、ひきこもりについて市井の人たちが考えるきっかけ作りを、これからも続けていけたらと思います。

 

カウンセリングサロンぱすてる

行動支援カウンセラー 喜々津博樹

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