ひきこもり訪問支援 ぱすてる

自分らしく生きるためのカウンセリング

2023夏休みに本を贈る

今年の夏も児童養護施設の子どもたちに本を贈らせていただきました。

この企画は4回目となり、2021年のクリスマスから続けている試みです。

 

子どもたちに届ける本のタイトルを、SNSを通じて募ります。タイトルが集まったら、その本を私が本屋さんやネット書店で購入し、あらかじめ連絡していた児童養護施設に郵送するという仕組みです。

 

SNSTwitterを活用し、「夏休みに子どもたちに楽しんでもらいたい本を1冊、教えてください」とツイートしました。

すると、その投稿を読んで関心を抱いた方が本を教えてくれるのです。フォロワーの方がほとんどなのですが、そのフォロワーさんも私が一度もお会いしたことのない、匿名の方ばかりです。そのような方々が、見知らぬ子どもたちのために本のタイトルを伝えてくれる…

それがこの企画の醍醐味であり、人の心の優しさをしみじみ知る機会になります。

 

しかし、事は順調には進みません。

告知を地道に続ければ、目標の15〜20冊ぐらいには達するだろう、4回目ともなれば少しは周知が広まり、タイトルがほどなく集まるだろうという私の推測は外れ、連絡がきたのは数人からでした。

毎日のように投稿しても反応が少なかったので、今回初めてFacebookにもお知らせを出しました。

正直なところ、Facebookには告知をしたくありませんでした。こちらのSNSは昔から顔馴染みの、身内のような人たちとの交流サイトですから、告知するのはなんとなく気が引けるのです。

しかし、今回はそんなことを言ってはいられませんでした。そして企画のお知らせをすると、昔からの友人、先輩、知り合いがすぐに返信をくれました。

とても嬉しかったのは、知り合ってまだ間もない方がすぐに好きな本を紹介してくれたことです。

 

結局、予想を上回る25冊の絵本&児童書のタイトルが集まり、それらの作品を本屋さん、児童書専門店、ネット書店で購入しました。

ネットは大手の通販サイトは決して使わず、本屋さんに利益が行き渡るように、本屋さんが運営するサイトを必ず利用するという私なりのこだわりがあります。

お一人の方は、わざわざ郵送で実物の本を私のところに送り届けてくれました。そして今回は著者のサインが入った本を3冊も手に入れることが出来ました。

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児童養護施設で暮らす子どもは、主に3歳から18歳までの、親とは一緒に暮らせない子どもたちです。その子どもたちに、古本ではなく、ピカピカの新品の本をお届けしたい、夏休みにたくさん楽しんでもらいたい、そんな思いでこの活動をしています。

 

この企画に関心を示してくださり、本を紹介してくれた方々に心からお礼を申し上げます。

小さな小さな個人の取り組みですが、SNSを活用したどこまでも自由な大人の遊びを、地道にゆっくり続けていけたら、と思っています。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

https://www.salon-pastel.net/