ひきこもり訪問支援 ぱすてる

自分らしく生きるためのカウンセリング

ひきこもり支援の活動を始めて

この春から、ひきこもりの訪問支援を事業として始めました。

ひきこもりについては、カウンセリングの勉強をしている時から関心を抱いており、カウンセラーとしてどう関わっていったらよいのか考えていました。

 

ひきこもりの支援そのものは、首都圏にはすでにいくつもの支援団体があり、そのような組織に所属して活動することも可能かもしれませんが、私の場合は個人で活動することを選びました。

その理由は、組織の中で色々な制約を受けながら活動することからもう自由になりたかったこと、カウンセラーとして一本独鈷でやっていく方が、自分の性には合っていることを自覚しているからです。

 

私はひきこもりではありませんが、昔から大きな組織が苦手で、対人関係も決して器用に立ち回れる人間ではありません。

時に変わり者扱いをされて、疎外感や孤独感を抱き、社会や世間、時代に対する違和感、生きづらさを感じながら、これまで生きてきたように思います。

だから、ひきこもっている人たち、そのご家族にどこか共感し、一緒に寄り添っていきたいという気持ちが自然と湧き上がってきたのかもしれません。

f:id:salon-pastel:20210429184033j:image

ひきこもりの訪問支援を個人事業としておこなっている例はあまり聞きませんし、この仕事が事業として成り立つのかどうかも、正直なところまだわかりません。

しかし、この活動をボランティアとしてではなく、事業として継続して息長くおこなっていきたいという気持ちが強くあります。

カウンセリングも同様ですが、利用者が価値を感じているサービスに対価を支払い、事業者は対価に見合う支援を継続しておこなっていく。そこに個人の利益や幸せだけでなく、社会的な意義も見出されるような事業活動。

そのような事業をライフワークとしてやっていきたいのです。

 

ひきこもりの問題について考える時、そこには今の日本社会と時代が、明確に映し出されていることを実感しています。

カウンセラーとして、ひきこもりのご本人とご家族に寄り添い、試行錯誤しながら、一歩一歩歩んでいきたいと思います。

 

カウンセリングサロンぱすてる

傾聴カウンセラー 喜々津博樹

https://www.salon-pastel.net/